2021年08月
「日本自立支援介護・パワーリハ学術大会」での実習成果の発表
実習実施者:株式会社ドルフィン・エイド 監理団体:広島人材開発協同組合
日時:2021年6月19,20日
主催:一般社団法人 日本自立支援介護・パワーリハ学会
インドネシア人実習生ユアナ・アリヴィアさん(技能実習2号1年目)が全国的な大会において、介護・医療従事者など日本人が発表する中、外国人技能実習生として、自身が取り組んでいる介護実習に関して発表をしました。彼女は「お世話する介護」にとどまらず、「自分で歩けるようになる、トイレで排泄できるようになる」をテーマとして取り組 んでおり、その発表内容が高い評価を受け、「学会長特別賞」をいただきました。地元新聞にも大きく報道されました。日本語学習においても非常に頑張っており、日本語能力試験N3取得後来日し、その9か月後N2に合格しました。実習現場においても専門書を読むなど、日々努力を続けております。
●学会に応募、参加したきっかけ
ドルフィン全体で自立支援介護の勉強をしていて研修などに参加させていただいていました。今回学術大会が開かれることを聞き、代表取締役からの勧めがあり挑戦することにしました。初めての参加です。
●発表内容の指導についてのエピソード
実習生は日本語を頑張って勉強していますが、実践中スタッフ同士での会話で出てくる専門用語や日常生活ではあまり使わないような言葉を、きちんと理解できているか確認をすることに注意し、より分かりやすく理解してもらう為にはどのように説明すればいいか、いつも言葉ひとつひとつ考えながら指導するようにしていました。
そして実践を行う中で自立支援介護の必要性をより感じてもらえるように、「今日は自分でコップを持ってお茶を飲まれていたね。」「声掛けに笑顔で答えてくださったよ。」など、徐々に対象者に表れてくる変化を都度一緒に共有するようにしました。
また事例発表を行うにあたっては、実践を通して実習生が感じたこと、学んだことをうまく日本語で表現できないことがあった為、どんな言葉で表現するのが一番いいのかなども、一緒に時間をかけて悩み考えました。
今回の取り組みについてはまだまだ道半ばで、今後も自立支援介護について実習生と一緒に学び、取り組みをすすめていきたいと思います。
ユアナさん本人のコメント「インドネシアの高齢者介護は家庭内が中心でまだまだ発展途上。日本にいる間、多くの知識を吸収したい。」
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