2020年2月3日、タイ労働省・雇用局（DOE）一行がJITCOを来訪され、タイ政府と日本政府により技能実習及び特定技能に関する協力覚書が締結されることを踏まえ、タイ政府とJITCOとの間で新たにR/D（Record of Discussions:討議議事録）が締結されました。その目的は、両事業の促進と円滑化に向けた協力関係の構築です。

今回の新たなR/Dに基づいてJITCOは、技能実習および特定技能関係者の皆様に対して、認定送出機関やタイ側の送出し手続に係る情報のご提供、監理団体と送出機関とのマッチング支援等を考えております。

同日行われたDOEとの協議では、スチャート雇用局長より、長年にわたるJITCOとの協力関係の下、タイ人実習生の送出し・受入れに係る諸々の問題が解決されたことを評価いただきました。特定技能については、技能実習を経ず新規に入国を予定しているタイ人は認定送出機関を通すことや、日本に在留している技能実習2号修了者は企業との直接契約が可能であるなどの説明がなされました。

なお、翌2月4日には、日本政府とタイ政府との間で「特定技能」に係る協力覚書が締結されました。同覚書では、保証金や違約金を徴収する悪質な仲介事業者の排除に努め、円滑な送出し・受入れを進めていくことを取り決めている他、日本に在留する技能実習2号修了者が特定技能1号に在留資格を変更する場合、在京タイ大使館労働担当官事務所で雇用契約書の認証を受ける必要があることなどが定められています。

日本政府とタイ政府との間の「特定技能」に係る協力覚書に関する法務省のプレスリリースはこちらをご参照ください。
同　外務省のプレスリリースについては、こちらをご覧ください 。

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  協議の様子

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  R/D締結の様子