技能実習生等の活動

2022年10月

外国人材の現場から(第1回)

監理団体:PNJ事業協同組合 実習実施者:社会福祉法人清徳会

◇本記事はJITCO総合情報誌「かけはし」掲載記事を抜粋・一部再編集しJITCO広報室が投稿するものです。

東京都荒川区のPNJ事業協同組合の技能実習生が、第30回JITCO日本語作文コンクールで最優秀賞と優秀賞をそれぞれ1名ずつ受賞しました。これまでにも同組合は累計5名の最優秀賞受賞者を輩出し、優秀賞なども含め50名以上が選ばれていますが、どのような工夫をしているのでしょうか?

  • 左奥から、山内代表理事、南事務局長、阿部監理部長
  • 阿部監理部長が添削した技能実習生の日誌

<介護職種の入国前教育と選抜>
 PNJ事業協同組合では従来は縫製業種の受入れが多かったようですが、現在では100名以上の介護技能実習生を受け入れています。技術重視の縫製職種とは違い、介護職種では日本語能力と人柄が大切、と山内代表理事は語ります。技能実習生は日本語能力試験におけるN4程度の候補者の中から選抜しますが、その後、入国までに3~6ヶ月をかけてN3を取得します。中国の候補者なので日本語習得にかかる期間が短い印象がありますが、それでも、事前教育に時間をかけることで、手軽に来日して稼ぎたいと考える候補者が自然と除外されていくので、まじめで目標をしっかり持っている候補者が残るといいます。送出機関としても、「PNJは選抜や事前準備は厳しいが、入国後は手厚く面倒を見てくれて、さらによい実習先へ紹介してくれる」という認識を持っているので、よい候補者をそろえてくれます。介護実習生の候補者は、主に中国の看護専門学校で募集しています。

<組合は技能実習生の“実家”>
 PNJの技能実習生には来日したその日から毎日、日誌を書くという課題が課せられます。その日誌は、阿部監理部長が丁寧に添削し、文字の練習や自然な言い回しを指導し、コメントを返します。この日々の努力が実習生のJITCO作文コンクール受賞に繋がっているようです。ほかにも、実習生に悩みや相談があれば、連絡を受けた南事務局長がすぐに対応し、実習生が落ち込んでいる時は、「あなたはPNJの実習生なのだから、やればできる!」と勇気付けます。また、組合では新年会や誕生会を開いたり、夏祭りには組合が所有している約40着もの浴衣を貸し出し、盆踊りや歌を教えたりしています。このように組合職員が手をかけて築いた信頼関係を基に、技能実習生はPNJという“実家”から、それぞれの実習先へ巣立ちます。実際に年末年始などに実習先からこの“実家”に帰省して過ごす実習生も多いとのことで、ここからも監理団体と実習生の関係の良好さがうかがえます。

<組合としてのやりがい>
 PNJの実習生はJITCO日本語作文コンクールで毎回のように入賞しているだけでなく、実習期間中に日本語能力試験のN2・N1を取得したり、さらに介護実習生は、実習の傍らで自ら勉強し看護士・准看護師・介護福祉士の試験に合格したりしています。山内代表理事は、そのような成果を目にして、技能実習生の受入れに当初思っていた以上のやりがいを感じているといいます。PNJでの入国後講習を受けながら職員や同期生と過ごす濃密な1ヶ月間が技能実習生にとってよい“きっかけ”あるいは意識付けとなり、実習先配属後も目標を持って実習や勉強に取り組めるようになるようです。
 昨今の円安の影響もあり、特に中国では実習生候補者が集まりにくくなっています。実際に、コロナ禍で入国が制限されていた間に、PNJでも半数以上もの候補者が辞退してしまいました。山内代表理事に今後の展望を伺うと、既に同組合の技能実習生は需要過多となっており、これまでに契約を断った受入候補先もあるが、今後も引き続きあくまで少数精鋭で、両国の介護・医療現場で役に立つ人材を育てていきたいということです。

  • 「かけはし」インタビューに応じてくれたPNJ所属の技能実習生カインさん&フクレンさん提供写真(北海道にて)
  • 同左(三鷹の森ジブリ美術館にて)

◆実習実施者や技能実習生へのインタビューなど、「かけはし」記事全文はかけはし10月号にてご覧いただけます(総合情報誌「かけはし」トップページ)。

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