2019年12月11日
注意喚起
海外でのアフリカ豚コレラの発生について(肉製品の持ち込み防止のお願い)
標記の件について、以前より当機構HPにて注意喚起を掲載していますが、その後、韓国でも感染が確認されていることに加え、年末年始にかけて出入国数が増加すると予想されることから、農林水産省動物検疫所より、再度、日本への肉製品の持ち込み等に関する技能実習制度の監理団体・実習実施者の皆さまへの周知、注意喚起の依頼がありました。
監理団体・実習実施者の皆様におかれましては、今一度、技能実習生等(特にこれから来日予定の技能実習生)に対し、日本への肉製品の持込み等につきまして、以下の内容をもとに、周知、情報提供していただきますようお願い申し上げます。
詳細につきましては、以下の農林水産省動物検疫所の文書をご確認ください。
また、農林水産省動物検疫所が作成した多言語化された注意喚起チラシを掲載しますので、プリントアウトしてご利用ください。
「日本に入国する旅行者へのお願い(日本語)」
「日本に入国する旅行者へのお願い(英語)」
「日本に入国する旅行者へのお願い(ベトナム語)」
「日本に入国する旅行者へのお願い(中国語簡体字)」
「日本に入国する旅行者へのお願い(中国語繁体字)」
「日本に入国する旅行者へのお願い(フィリピン:タガログ語)」
「日本に入国する旅行者へのお願い(インドネシア)」
「日本に入国する旅行者へのお願い(タイ)」
「日本に入国する旅行者へのお願い(ミャンマー語)」
「日本に入国する旅行者へのお願い(カンボジア:クメール語)」
「肉持込み禁止(四コマ漫画)」
海外でのアフリカ豚コレラの発生について
(肉製品の持ち込み防止のお願い)
農林水産省動物検疫所
昨年8月に中国で「ASF(アフリカ豚コレラ)」の発生が確認されて以降、ベトナムやカンボジア、モンゴルにおいても発生が確認され、本年9月には韓国でも発生が確認されています。
ASFは豚やいのししに感染する伝染病であり、発熱や全身の出血性病変を特徴とする致死率の高い伝染病です。健康な豚がASFウイルスに感染した豚と接触することで感染するほか、ASFウイルスに汚染された肉や肉製品(ソーセージ、ハム、餃子など)を豚が食べることによっても感染します。
日本では、これまで本病の発生は確認されていませんが、日本の空港に携帯品として持込まれた豚肉製品から生きたウイルスが見つかっています。このような状況を踏まえ、農林水産省動物検疫所では、本年4月22日以降は海外からの肉製品の違法な持込みへの対応を厳格化し、関係省庁と連携しながら海外からの疾病の侵入防止策を強化しています。
対応の厳格化以降、これまでに、4件、7名の逮捕者を出しており、その中には技能実習生への販売が持込みの動機となっていた事例もあります。
海外からの肉製品はほとんどが持込めません。違法に持込まれた肉製品がある場合には速やかに最寄りの動物検疫所に御連絡下さい。
ASFをはじめとする家畜の伝染病が日本に侵入するのを防止するため、以下についてご注意ください。
~技能実習生の皆様へ~
○ASF発生国に訪問(帰国)した際には、家畜を飼育している農場などへの立ち入りは極力さけるようにお願いします。やむを得ず家畜に触れたり農場などに立ち入ったりした場合は、日本に到着した際に、空港の動物検疫所のカウンターにお立ち寄り下さい。
○海外で使用した作業着・作業靴は日本に持ち込まないでください。
○海外から肉や肉製品を日本に持ち込まないでください。なお、法令により海外からのほとんどの肉製品は日本に持ち込むことはできません。国際郵便や宅配便で送ることもできません。
○肉や肉製品を不正に持ち込んだ場合、違反者のパスポートの情報などがデーターベース化されます。違反者は3年以下の懲役または100万円以下の罰金の対象となります。
~監理団体・実習実施者の皆様~
上記の内容について、技能実習生(特にこれから日本に訪れる実習生)に対して周知、広報していただけますようお願いいたします。また、以下のホームページや、リーフレットについてもご参考ください。
○ASFについて(農林水産省ホームページ)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/asf.html
○肉製品などのおみやげについて(持ち込み)(動物検疫所ホームページ)
http://www.maff.go.jp/aqs/tetuzuki/product/aq2.html
○英語、中国語、ベトナム語、タガログ語など多言語での案内
Animal quarantine information for travelers to Japan(動物検疫所ホームページ)
http://www.maff.go.jp/aqs/languages/info.html
○動物検疫の輸出入検査等に係る不適切な事例(動物検疫所ホームページ)
http://www.maff.go.jp/aqs/topix/attach/pdf/futekisetsujirei-11.pdf