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ニュース・お知らせ

ウズベキスタンの副首相をお迎えし、意見交換会を開催しました

JITCOは、2023年7月28日(金)、ウズベキスタン共和国クチカロフ副首相を筆頭とする代表団をお迎えしました。
JITCO専務理事等との会談に加え、途中からは、監理団体の皆様も交えてウズベキスタンからの受け入れについての意見交換会を行いました。

会談の中での専務理事からの要望概要は以下のとおりです。

■ウズベキスタンからは、2017年に団体監理型で第1号の技能実習生が入国して以来、着実に実績を増やしている。今後も技能実習制度・特定技能制度を通じてウズベキスタンと日本との関係がさらに深まることを期待する。そのためにはウズベキスタン国内の体制の整備、日本への送出しサービスの向上が求められる。具体的には以下の4点をお願いしたい。
・1点目、事前講習の段階での、日本での技能実習や就労の実態の十分な説明。日本の場合、ロシアなどの他国とは異なり相当の準備とプロセスが必要であり、実態にそぐわない期待は失望の種になり、失踪や途中帰国につながりうる。
・2点目、国営の送出機関のビジネスマインドに基づく対応の向上。
・3点目、悪質なブローカーの徹底した取り締まり。
・4点目、入国前の日本語教育拡充。

その後の監理団体の皆様を交えての意見交換会の中では、監理団体側から以下のような問題が提起されました。

■ウズベキスタンは、日本人にとってまだなじみがうすい国で、受け入れの前にまず認知度を高めていく必要がある。
■認知度を高めるためには、実習実施者における好事例の輩出と周知・広報が求められる。
■ウズベク語は、語順・発音の面で日本語と似ている部分があり、言語習得の優位性を活かすべき。
■最初から全ての職種に手を拡げるのではなく、少数の職種(例:介護や自動車整備職種等)に集中して送り出した方がいいのではないか。

クチカロフ副首相からは、以下のご発言がありました。

■ウズベキスタン人は元来勤勉な国民性であり、多くの若者に、日本の技能・技術、仕事に対する取組みの姿勢を学んでほしい。
■認知度向上のために努力していきたい。
■送出体制の強化に向け、送出機関の責任を強化するとともに、日本の法律についてもしっかり周知徹底する。
■タシケント、サマルカンド、フェルガナなどの主要都市の医療カレッジを選び、日本への介護人材の送出しに向けた教育を行いたい。
■日本の監理団体等の皆様にも是非ウズベキスタンを直接視察してもらいたい。

  • 意見交換会の様子
  • クチカロフ副首相(左)と杉浦専務理事



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