12.8技能修得支援セミナー「モチベーションのスイッチが入る職場指導の実践」の開催報告と次回開催予定について

2021年12月8日に、JITCO東京本部会場とウェビナー配信の同時開催により、技能修得支援セミナー「モチベーションのスイッチが入る職場指導の実践」を実施いたしました。

文化・風習などの様々なバックグラウンドを持って母国から来日する技能実習生と、どのようにコミュニケーションを取っていくかは実習現場の大きな課題の一つです。お互いの理解を上手に形成して相手のモチベーションを高めることは、技能実習を成功に導く重要な要素であり、技能修得支援セミナーはそのための心得と具体的な方法を学ぶ講義として開催しています。当日の講義は、中央職業能力開発協会（JAVADA）で、長年にわたり、アジア諸国における若年技能者の育成と評価システムの構築支援事業を企画・担当し、独立行政法人国際協力機構（JICA）でも各種研修コースの教材作成と講義を担当している講師が進行しました。資料は動画を含むテキストも使用し、会場にセッティングしたスクリーンに映し出すと同時に、ウェビナー向けに、同じ資料をオンラインでも共有しました。

講義の内容としては、①実習生との労働観の違いや相手のバックグラウンドを理解すること、②単なる会話力とは違うコミュニケーションの上手さ、③外国人に指示出しや注意をするときの心得、④人間関係を円滑にする「傾聴」の技術、⑤心理的理論に基づくモチベーションの高め方、⑥目標と成果を「見える化」する手法であるスキルマップの紹介、等についての説明を行いました。

この日のセミナー内容については、参加された方々からはおおむね高い評価をいただき、「演習で繰り返して指導することの大切さがわかった」「仕事の羅針盤（スキルマップ）を今後、自社でも実施してみたい」といった感想も聞かれました。

なお、次回以降の技能修得支援セミナーの開催予定は以下のスケジュールとなっております。
・ 2022年1月28日（金）福岡県教育会館　第1会議室。会場のみ
・ 2022年2月10日（木）JITCO東京本部　9F会議室。ウェビナー同時開催

セミナーの詳細と申込みについては、こちらをご覧ください。