2022年10月
ウズベキスタン 雇用・労働関係省大臣との協議実施及びR/D締結について
2022年10月14日(金)、JITCOは、来日されていたウズベキスタンのフサノフ・ノジム雇用・労働関係省大臣一行と協議を行い、協議議事録(以下 R/D: Record of Discussions)を締結しました。
本年は日本・ウズベキスタン外交関係樹立30周年の節目でもあり、JITCOとウズベキスタン政府は、技能実習生及び特定技能外国人の送出し拡大に向けて、協力関係を更に強固にしていくことで、合意しました。
主な発言ポイントは以下のとおりです。
【JITCOから】 |
◆昨今、大臣の尽力でウズベキスタンからの技能実習生が増えている。技能実習生全体の数の中では多くはないが、今後発展する可能性を示しており、非常に歓迎すべき点である。
◆一方で円安等の影響で日本の魅力が薄れている。そのような状況でも、送出しを更に増加させるという意向には、JITCOとしても、総合支援機関として応えていく。
◆ウズベキスタンはロシアへの送り出しが多いが、送り出し国の多様化が急務と思われる。
◆ウズベキスタンという日本人に馴染みの濃くはない国からの送出しを行うには、「日本の受入機関にウズベキスタンの魅力を伝える」、「ウズベキスタン人材の日本での活躍好事例紹介」、「ビジネスマッチング」の3課題が、順序を含めて重要。
◆上記を推進するために、JITCOは、在京大使館をサポートして、日本でのセミナーの開催等、可能な限り協力していく。
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【フサノフ大臣から】 |
◆両国は、2019年に技能実習制度と特定技能制度の二国間協力覚書を交わし、人材送出しについて、進めてきた。
◆日本の関係者はウズベキスタンの情報を持っていない。そのため、ウズベキスタンを知ってもらう機会をつくることが大事である。
◆ウズベキスタンでは、人材の送り出しのために必要な環境や施設を準備し、特定技能に関しては、日本語試験や技能試験(農業と介護)を受けられる環境を整えた。
◆ウズベキスタン雇用・労働関係省、対外労働移民庁の出先機関を、近々日本に開設する予定である。2名の職員が常駐し、地方を回り、企業等と面談、周知する業務を行う予定である。出先機関開設後、JITCOと共に各地でセミナーを開催したいと考えている。
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- 協議の様子
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- R/D締結時の様子
本件に関する問合わせ先
国際部国際第二課TEL: 03-4306-1151