2023年09月07日
お知らせ
「インド ビジネス・人材セミナー千葉」にて、外国人材の多角化について講演しました
2023年8月25日(金)に、千葉商工会議所にて、「インドビジネス・人材セミナー千葉」(主催:在日インド大使館、共催:ジェトロ千葉、国際人材協力機構、後援: 千葉県、千葉市、千葉商工会議所)が開催され、JITCOより外国人材の多角化をテーマに講演を行いました。
セミナーの概要は下記のとおりです。
開会挨拶 | シビ・ジョージ 駐日インド大使 |
■インドは世界最大の人口、世界第5位のGDPを誇る。平均年齢が若く、今後40年経済成長が続く。 ■8月23日、インドの宇宙船が月面着陸を成功させ、月面着陸に成功した世界で4番目の国になった。 ■技術・技能人材が豊富であり、熟練労働力の日本への送り出しは大きな可能性がある。 ■日印関係は、政治、経済、科学技術、人的交流(とくに熟練労働者)の面で官民両面での協力が進む。 |
ご挨拶 | 千葉県総合企画部 三神地域づくり担当部長 |
■県内の人手不足は深刻化しており、外国人労働力を活用できれば地域振興にも役立つ。外国人労働者の人権や多様性にも留意しつつ、コミュニケーション支援などの受け入れ環境を整えたい。 ■千葉県では外国人含め、だれもが自分らしく活躍できる社会を目指しており、ぜひ千葉を選んでもらいたい。 |
ご挨拶 | 千葉市 橋本経済農政局長 |
■千葉市のJFEスチール株式会社がインドのJSW Steel Limitedと合弁会社設立のための契約を締結するなど、千葉とインドの関係は深い。 ■スタートアップ企業の支援にも注力しており、スタートアップ大国であるインドとの協力に期待。 |
講演1 インドの投資環境と技能開発 |
在日印大使館 サンジーブ・マンチャンダ一等書記官 |
■インドの人的資源は豊富で人口の50%が30歳未満。経済成長の速さや送り出し政策、言語能力など、インドは魅力的な送出し国といえる。 ■インド大使館に技能促進チームを設置し、監理団体とインド側のシームレスなマッチングを行っている。 |
講演2 インドのビジネス環境と機会 |
ジェトロ調査部 河野南西アジア担当主幹 |
■インドは多様性の国であり、ビジネス環境も地方によって違う。 ■インドとの今後の付き合い方としては、安価な人件費や大きな市場のみならず、イノベーションデジタルとの協業、グローバル拠点をどうするか、などがポイントになってくる。 |
講演3 外国人材の多角化について |
JITCO松富常務理事 | ■世界の人流は変化し、送出し国も送り出し先も多角化している。 ■インド政府自身の送り出しに積極的な姿勢が突出している。 ■インドの高度人材は世界中で有名ゆえに、日本でもITのイメージが先行しがちだが、ブルーカラーの中低技能労働者も送り出しを行っている。 ■JITCOとしては送出機関情報提供サービスやマッチングセミナーの開催など各種支援を行っている。 |
送出機関及び監理団体による好事例紹介 | ラーネットスキルズ 菊地テクニカルアドバイザー |
■インド人材の特徴としては、高い基礎学力と技能習得意欲、英語理解、上下関係を理解し順応できることが挙げられる。 ■インド人の場合、適切な技能訓練受講歴や職歴を持つ人材が豊富で、日本の現場で即戦力として活躍できる。 ■様々な国の状況をみても、インドは今後人材の長期的な安定供給が可能な唯一の国ということができる。 |
サイハン富山協同組合 酒井代表理事 |
■インドから、富山・首都圏を中心に介護人材を受け入れている。 ■昨今の高齢化率をみると、外国人雇用の必要性は明らかである。 ■千葉県は給与面、東京へのアクセスの良さから外国人の雇用にも有利といえる。 |
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エコロジー促進協同組合 仲澤代表理事 |
■実習生受け入れはフィリピン、インドネシアが主だったが、現在、インド人実習生14名を埼玉と群馬の自動車部品企業で受入れている。 ■インド人実習生は日本語能力も高く、仕事に対する取組みも真剣で企業の評価は高い。 |
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- 挨拶するシビ・ジョージ駐日インド大使
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- サンジーブ・マンチャンダ一等書記官の講演の様子
本件に関する問合わせ先
国際部TEL:03-4306-1151