バックナンバー(2005年度)
事例4 上位級受検促進に会社を上げて取り組む(岐阜アグリフーズ株式会社)
岐阜アグリフーズ株式会社は「安心・安全・良質」な農畜産物を生産し、高い品質の、信頼ある製品を消費者に安定供給することを目指し、食鳥部門に生産の重点を置いた企業です。
2001年に研修生の受入れを開始し、食鳥処理加工職種が移行対象職種に認定された2003年からは技能実習生の受入れを開始、現在まで44名の中国人研修生・実習生を受入れています。
現在は8名の研修生と16名の技能実習生が元気に活躍しています。
同社は食鳥処理加工職種の技能修得を効果的にするため、日本食鳥協会が実施する上位級試験を受検させることで実習取組みの緊張感を持続させ各自の技術レベルの向上を図っています。
「上位級試験にチャレンジすることで、食鳥処理加工職種に関する技術・技能のみならず、日本語の専門用語の修得が進み、結果的に日本人従業員とのコミュニケーションも図れます。ベテランの技術指導員から直接指導を受けることにより正しい知識が習得できるような体制を整えており、技能実習生全員に『中級に合格する事が3年目の技能実習移行への前提』との意識を持たせ、全員が中級試験に合格するよう指導しています。これまで技能実習生全員が中級試験に合格しており、将来、専門級の合格者を出すのが夢です」
研修・技能実習担当の原常務は、温かい目で技能実習生達を見守っています。

同社が使用するテキストと独自作成模擬試験

講義を受ける技能実習生たち
日本食鳥協会の田中事務局長にお話を伺いました。「現在、上位級受検実績のある企業は同社のみですが、他の企業においても積極的に上位級試験を受検するよう指導しています。試験実施機関である当協会としては、研修生・技能実習生の受入れ企業に対し、日本語の継続的な学習を実施することで生活に支障のない日本語を習得させるよう指導すると共に、食鳥処理加工業としての技能要件について、現場で十分理解して頂き、技能実習生がその技能を修得できる体制を整えるよう指導しています。試験の時には、帰国後に母国と日本との「かけはし」になるよう、受検生に説明しています」

技術指導員(中央)から指導を受ける研修生
中級試験に合格した技能実習生からは、「私たちは中国でも食鳥処理の仕事をしていました。日本に来て先進的な技術や衛生管理方法を学びました。技術指導員の親切な指導のおかげで中級にチャレンジし、みんな合格する事が出来ました。とても嬉しかったです。中国に帰っても日本で勉強した技術を忘れずに頑張ります」と笑顔のあふれるコメントがありました。




