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バックナンバー(2004年度)

事例9 上位級合格へのチャレンジ!(岩手県アパレル協同組合、岩手モリヤ(株))


岩手県アパレル協同組合では、研修・技能実習を終え帰国した外国人技能実習生が母国の企業において指導者として活躍できるように、傘下企業に対して「技能検定3級全員合格」を目標に、技術・技能指導並びに人材育成を行なうよう理解・協力を求め、大きな成果を上げている。技能実習生を受入れ中の傘下企業の代表者もこの趣旨に賛同し、組合が用意する技能検定用の教材を用いて、各社独自の方法で技能実習生の上位級合格を支援している。

同組合では、大沢理事長の強いリーダーシップの下に技能実習に移行後、技能検定基礎1級合格を2年目の技能実習への移行の条件としているほか、技能検定3級合格者には組合独自で作成した「技能士の盾」を作成し、帰国時に表彰・授与するユニークな取組で、技能実習生の受検促進を行なっている。

 


「技能士の盾」を手にする大沢理事長

組合の大沢理事長にお話しをうかがった。 「当初、傘下企業の代表者の中には『そこまでする必要はないのでは』という意見も見られましたが、現在では全ての企業でこの取組を実施しています。表彰の際に盾を持って歓ぶ技能実習生たちの顔を見ると、彼女たちの将来に何らかの関与が出来たことを大変うれしく思います」


傘下企業の一つ、岩手モリヤ(株)の森奥社長は、「『質』より『量』の物づくりではなく、日本で働く過程で『量』より『質』の物づくりを学んで欲しい。そのために当社では単一工程のみで働くのではなく、一般社員と同様に各ラインに分散して配属し、各工程を広く学んでもらっている。彼女たちが帰国後、中国で指導者として立派に活躍してくれることを祈っています。」と語る。
技術・技能の移転を通じた国際交流の小さな芽は、雪深い当地で春を待っている。


合格証書を手に歓ぶ技能実習生と森奥社長


技能実習の現場