休業時間を利用して、オンライン日本語教室開設
2009年3月
静岡県経友会事業協同組合
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静岡県経友会では以前から組合職員が研修生たちの寮を日常的に訪問し、かなり多くの研修生・技能実習生が寮で、インターネットの画面を通じて中国の家族とやり取りしている実態を把握していました。
またこのところ急に休業日が増えた研修生たちは、寮で毎日日本語の勉強はしているものの、なかなか日本語で会話するチャンスがなく、これが日本語上達のネックにもなっていました。
そこで静岡県経友会では会話練習のチャンスを増やすため、それぞれの研修生たちと時間を約束し、オンラインで会話練習する日本語教室を開設することにしました。県内三ケ所の事務所で9人いる中国人職員と研修生たちの寮とでインターネットを繋ぎ、1人30分ほど画面で対面しながら、マンツーマンで会話練習を実施します。この情報を研修生たちに伝えたところ、たちまちたくさんの応募があり、特に金曜日は休業となった企業が多いため、どの事務所も朝から夜まで予約が詰まっている状況です。
会話の内容は日常生活に関するものです。組合職員が研修生に、買い物や寮での生活やその日の仕事の様子などについて簡単な質問をし、研修生がそれに答えます。なかで研修生が聞き取れない言葉があれば、組合職員が画面にメッセージとして言葉を打ち込みます。それを見た研修生は大体はすぐ理解できますが、それでもわからない時は辞書を引きます。昨年5月に入国したある研修生は、このようにして毎日会話練習を積み重ね、2週間ほどで始めた当初より格段に流暢に会話ができるようになりました。研修生たちは組合職員と直接日本語で会話できることを楽しみにしており、これまで独学だった日本語の勉強に、はりがでた様子です。
日本語の継続学習を重視している多くの受入れ企業では、日頃から企業内で日本語教室を定期的に実施しています。これら企業では今回のオンライン日本語教室開設についても大変協力的で、より多くの研修生が利用できるよう、積極的にはたらきかけてくれました。
この他、静岡県経友会では携帯電話の無料通話サービスを利用して、研修生たちと組合職員が随時日本語で会話練習することも併行して実施しています。研修生たちは担当の組合職員に気軽に電話をかけ、思ったことを自由に日本語で話す練習をします。これにより話すことはもちろん、聞き取りの力も徐々に上がってきました。
このようにして会話練習の輪を広げることで、研修生たちの日本語学習熱は全体的に高まっており、今年から年2回実施となった日本語能力試験の受験にも、例年以上に意欲的な様子が毎日伝えられてきています。





