優秀賞 『私の会社』
![]() |
株式会社ダイウレ チュオン・ジャ・タン(技能実習生) |
ベトナムのTANと申します。二年前僕は、他の研修生と共に日本にやって来ました。
日本はとてもきれいで交通も便利で発展していて住みやすい国です。
これから私の目にしてきた会社と自分の感想を皆さんに紹介させていただきます。
僕の会社は「株式会社ダイウレ」と言い1959年の創業で創業者は今村雄次社長です。製品は、建築床用防音断熱下地材でポリウレタンフォームの熱プレス成型、接着加工及び裁断加工等で特に今力を入れているのが、リサイクル製品である「ウレタンチップシート」です。これは、日本の国で今問題になっている環境に対する配慮に貢献している画期的な製品です。ベトナムでも近い将来きっと同様に環境問題は、重要視されると思いますこの技術は是非持ち帰りたいと考えています
さて僕の仕事は、まさに先述の「ウレタンチップシート」の製造工程の一環であるウレタンフォームの粉砕工程、製品の巻き取り工程及び機械のメンテナンス等です。僕の上司は、星野係長で大きくて髭が濃くまるで熊のような人です。仕事中はとても厳しく恐い人ですが、時間外は楽しくて優しい人です。
又僕の生活指導員の山本部長は、終始優しくて親切な人です。部長から「日本語の勉強にもなるので毎日日誌を書いて見せて下さい。又色々相談事があれば何でも話してほしい」と言ってノートを手渡されました。毎日出来るだけ沢山書くようにしています。昨年の7月にこんな事がありました。友達と給料の比較をする事がありその事を部長に話すと部長は、「TAN君の友達の中には残業が多く給料が多い人もいるかと思いますが“上を見るときりがないですよ”人は人、自分は自分と言う気持ちをしっかりと持って下さい」と言われました。社長からは「日本語の会話にもっと力を入れて」と言われました。
これらの忠告で僕は気持ちを改め仕事が終ってから日誌を沢山書くようにし、毎日30分日本語の勉強もするようにしました。もちろん仕事も頑張っています。自分は自分だと言う気持ちを強く持つように注意しています 日本に渡る前正直とても不安で3年間も日本で住めるか?仕事を続ける事が出来るか?悩んでいたら父に「心配しなくて大丈夫だ。世界中、制度とか文化は異なっても人間には境界がない“郷に入れば郷に従え”お前は、真面目だし熱心に仕事をする。自分は皆の為にそして皆は自分の為にだ。安心して出発しなさい」と言ってくれた。今自分でもだいぶ仕事が出来るように、そして日本語も上達したと思っているが、全て父のあの時の言葉と日本での会社の皆のおかげだと思い感謝しています。
今年の僕の目標は、仕事では①速く。②きれいに。③きちんと。そして個人では、①もっと日本語をうまく話せるように。(日本語検定試験2級を受験予定)です。
会社では、毎月1回仕事が終わってから(17:30~19:00)社内研修会を行っている。自由参加だが極力出席するようにしています。社内の諸問題、社会問題等皆から寄せられたテーマについて意見を出し合います。又他にも何か発表したいテーマがあればそれでもOKです。僕は「ベトナムの文化、地理、歴史について」発表しました。珍しいのか全員が僕の発表を聞きに来てくれました。とても嬉しかったです。それと嬉しい事と言えば僕には、僕同様に実習生として日本に来ていた親戚(兄嫁の妹)のNGOCさんとその友達のTRINHさんは、それぞれ僕の会社の篠田班長と渡辺さんと結婚しました。共に実習の終了する4月を待っての事でした。2年前の9月21日に僕は、日頃お世話になっている会社の皆を家に招きベトナム料理をご馳走しました。この時料理を作る手伝いに彼女達が、来てくれていたのがきっかけです。また一つ家族が増えたようで自分自身も嬉しくなってきます。幸せそうな4人の顔を見ていると僕も結婚したいと思います。今はもう一つ個人の目標があります。それは、ベトナムに帰ったら家を建てて結婚する事です。
時間が経つのは早いもので3年間の滞在期間も残すところあと1年間です。学ぶ事は、まだまだいっぱいあり又会社に迷惑をかける事も多く毎日反省と感謝の繰り返しですが、あと1年悔いの残らないよう一生懸命目標に向け一日一日を大事に仕事に勉強に励みたいと思います。
受賞の喜び
8月17日(水)の昼休み、いつものように食堂で昼食を食べている時、山本部長から「TAN君、おめでとう!日本語作文コンクール“優秀賞”やで!2番目やで!」とびっくりして言葉が出す呆然としていたら続いて「TAN君、10月5日の表彰式には一緒に東京に行こかぁー」と言われました。この時始めて本当に受賞したんだ・・・「やったぁ~!嬉しい!信じられない!」と心の中で何回もそう叫びました。
今回の受章は、(株)ダイウレの今村社長を始め指導員の山本部長、会社の人達、両親そしてチャンスを与えていただいた淀川中小企業振興協同組合さん、JITCOさんのお陰です。全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。皆さん本当にありがとうございました。
私は日本語をもっともっと勉強して将来は日本とベトナムとの橋渡しに少しでもお役に立てられればと思います。
最後にいつ迄も忘れられない一生の想い出を本当にありがとうございました!





