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「送出し機関の送出しマニュアル」の作成・公表について

2008年8月12日

 外国人研修・技能実習制度が内外に定着し、関係者の間で一定の成果を上げていることは意義深いものと思料しています。しかしながら、わが国の受入れにも一部に問題があるように、送出し国の送出しにも一部問題が見受けられます。すなわち、一部の送出し機関の中には、本制度を労働者派遣と位置付け、営利目的に活用する動きが見られるほか、資格要件のない者の送出しなど不適切な事例があります。また、一部の研修生・技能実習生の中には、技能修得の意欲に欠け、単に所得目的のみでわが国に入国する者も見受けられます。このような不適切な動向は、制度が単純労働力の受皿として利用され、本来の目的である国際的な人材育成が達成されないばかりか、失踪や不法就労につながるおそれもあります。

 そこで、JITCOは送出し機関等が本制度を正しく理解し、研修生の選抜や事前教育等の送出し業務、日本滞在中のケア、帰国研修生・技能実習生の受入れ等の業務を適切かつ円滑に行うのに資するため、送出し機関向け送出しマニュアルを作成し、各国で開催する送出し機関セミナーの中で説明を行う等してその普及に努めて参りました。

 2007年12月に、法務省作成の「研修生及び技能実習生の入国・在留管理に関する指針」が改訂されたことに伴い、本マニュアルも本指針に沿って一部改訂しましたので、ご案内いたします。内容の概要につきましては、以下の「外国人研修・技能実習制度 送出し機関の送出しマニュアルの概要」をご参照下さい。

 なお、外国語版(英語版・中国語版・インドネシア語版・ベトナム語版・タイ語版・モンゴル語版・ミャンマー語版・カンボジア語版)についても、本ホームページより全文を閲覧・ダウンロードが可能です。

(別紙)

外国人研修・技能実習制度 送出し機関の送出しマニュアルの概要

 

はじめに

  1. 外国人研修・技能実習制度とその運用に関する理解の促進

  2. 制度の目的、外国人研修制度及び技能実習制度の概要、JITCOの役割及びJITCOの事業概要について説明。

  3. 制度活用の全体プロセスの把握

  4. 送出し機関が制度活用の意義を検討し、送出しの可能性や効果についての調査を実施の上、送出し準備から帰国研修生・技能実習生の受入れ・フォローアップまでの全体像を把握する必要性について説明。

  5. 送出し機関の役割と体制確立

  6. 送出し機関の役割と責務、送出し機関の体制確立について説明

  7. 送出し国政府の認定と指導

  8. 適正かつ円滑な送出し等が実施されるよう送出し国政府とJITCOとの間で行われる協定の締結をはじめ、送出し国政府とJITCOとの定期協議及び送出し国政府の送出し機関に対する認定と指導等について説明。

  9. 送出しの準備

  10. 受入れ団体の折衝、派遣企業の選出、研修生・技能実習生候補者の選抜等、送出しに係る準備について説明。また、費用分担についても言及。

  11. 研修生・技能実習生候補者への事前教育

  12. 送出し機関が研修生・技能実習生を日本へ送り出す前に必要とされる、 外国人研修・技能実習制度、研修生・技能実習生の心構えや責務の教示、研修生・技能実習生に対する日本での保護の案内、日本語教育の実施、 日本での生活オリエンテーションについて説明。

  13. 研修生・技能実習生候補者の日本への送出し

  14. 送出し機関が送出しにあたって行う、健康診断、日本の受入れ機関との連絡・調整、出国手続及び日本への入国手続について説明。

  15. 研修生・技能実習生への日本滞在中のケア

  16. 研修生・技能実習生が日本に滞在中に送出し機関が行う、研修・技能実習の実施状況の把握をはじめ、研修生・技能実習生からの相談への対応や研修生・技能実習生のトラブルへの支援について説明。その他、留守家族支援や派遣企業とのコミュニケーションについても言及。

  17. 研修生・技能実習生の帰国受入れ

  18. 研修生・技能実習生が研修・技能実習を修了した後、送出し機関が行う、帰国の受入れや手続き、帰国後の職場復帰の促進等について説明。

  19. フォローアップ

  20. 送出し機関が行う、派遣企業や元研修生・技能実習生とのコミュニケーションや  送出しの成果・課題の把握とともに、制度利用上の改善への取組みについて説明。

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